キーワード: ワークショップ / 検索結果: 2件
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Archived no. 010
REPORT
現代的映像の温度:後編ジャン・ルーシュの「共有された人類学」から辿り直す
小川は前回の記事でこう結論づけた——限りなく透明に、映像を映像以上でもそれ以下でもなく、ひたすら零度の領域で捉え返し、「記録と伝達」を超えて、純然と見ること——。本稿では、映像人類学の用語定義から、ジャン・ルーシュの「共有された人類学」を抜き出し、「根拠のない信頼」までを辿り直す。ドゥルーズ、ヴィトカツィを経由した先の「顔」はいま、何をもたらしてくれるのだろうか。 -
Archived no. 009
REPORT
現代的映像の温度:前編断片的な映像から捉え返す、根拠のない信頼。映像人類学ワークショップから
人類学のなかに、“映像人類学”と呼ばれる分野がある。映像を通したフィールドでの記録や出来事を扱いながら、そこで可能な思考について研究する、この映像人類学のささやかな実践のために、藤田周(*1)と橋爪太作(*2)によるワークショップに小川は参加した。そこで感じた詩学は、情報の濁流を生き抜く私たちの実践にも近いものだった。